終わった・・・・
瞬時にそれを悟った
何故、このタイミングなんだ!
もう少し我慢してれば何ということも無かったのに
それは突然現れた
とある日、いつものように仕事をしていると、周囲になんだか人の気配がある。
それも一人や二人ではない、四方八方に誰かがいて、こっちの様子を伺っているようだった・・・・
つい1時間ほど前に、某知り合いAからシャブを受け取った、その後間もなく体内へ注入してしまった為に、既にどうにもならない状態なのだ。
ただ、一緒にいたAに関しては、まだ体内に入れて無かったのだ。
その時、誰かがAのもとへ近づいた、何やら話をしているが、その様子からみて俺は瞬時に全てを悟った。
「尿検」だ!!!
そう、私服警官が周囲にいたのである。
そのうちの一人がAのもとへ
俺は思った、終わった・・・と
できれば何かの間違いであってほしい・・と、何度も・・・
尿検開始
Aはすんなりとそれに応じ、普通に尿を採取している。
俺はすぐさま周りを見渡した、なにせAが尿採取が完了した時点で俺の順番が回ってくるのは間違いないのだから
周囲を見ている時に、小さな小さなコップがあった。
そして手元にはお茶を持っていた。
今なら警官はAの事を凝視している、今のうちに小さいコップにお茶を注いでポケットに忍ばせよう。
そしてなんとかこの場を乗り切るんだ・・・
しかし、それで逃げ切れるのか?お茶ごときでなんとかなるのか?と、自問自答しながらコップにお茶を注いだ。
そしていざ、ポケットへお茶がコップからこぼれないように忍ばせようとしている時に、俺に尿検の順番が回ってきた。
遅かった・・・・・・
結局、コップをポケットにしまうことも出来ず、俺は尿検を開始することとなった。
警官が凝視している。
しかも尿は順調に出ている。
ここで、俺は勝負にでた、思い切り尿カップを手から離したのだ。
ザマァ見ろ!
これで陽性もクソもねえだろう!
なんと無茶苦茶な事をしたんだろうと自分でも考えたが、なぜかその場を離れて来ることが出来た。
現ブツの処理
危ういところを免れて、自分のヤサに戻って、現ブツ(シャブ)の処分に取り掛かった。
周りにはまだ、奴らがうようよといるから目立つ行動は出来ない。
下手に隠しても奴らの嗅覚は鋭く、すぐに見つけられてしまう。
どうすればいい?
Aに尋ねるも返事がない。
俺は俺で必死になって現ブツ、の隠し場所を探している。
壁の中か、床の下か・・・
答えが出ないまま外が暗くなってきた。
そして、暗くなると同時にまた、周りに人の気配を感じるようになった。
「もう、だめだ・・万事休す」
現ブツを隠すことも出来ず、周りの奴らが近づいて来ている。
寒気が襲ってきた
そんな時、急に寒気が襲ってきた。
寒い・・・
とにかく寒いのだ
あまりの寒さに身悶えするが、一向にそれは収まらない。
これは一体・・・・
ふと我に帰ると、布団が掛かっていないじゃないか、そりゃ寒いはずだ。
嫁がごっそり掛け布団を奪っていた。
・・・・ああ、そうか
これは「夢」か・・・
暫くして、そう気づいた時、時計を見ると午前2時だった。
布団も掛けず寝ていたせいで、変な夢を見たんだな・・・バカ嫁め・・
いや、しかし夢で良かった。
普通に考えたら現実的にあんな無茶な行為は出来るはずがないしな。
俺は結局、午前2時頃に目が覚めてしまい、夢の内容が内容だけに余計に寝れなくなってしまい、今現在、午後の2時だがずっとパソコンに張り付き、動画の制作、ブログの記事の更新を行っている。
くそ!
ビビらせんなよ、まじで。
正月そうそう、物騒な夢見だった「針たむ」でした。
どうもお騒がせしました。(*ノω・*)テヘ
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